小さな手と大きな手がつながる、大家族のような温もり。
園内では、異なる年齢の子どもたちが日常的に交わり、きょうだいのように過ごしています。
自由遊びの時間には、年上の子が「こうやって組み立てるんだよ」と難しいブロックの作り方を優しく教えてくれたり、 着替えや片付けの手伝いなど、日頃から自然とお世話をしてくれる姿があちこちで見られます。
お兄さん・お姉さんの頼もしい姿に憧れて「自分もやってみよう」と挑戦したり、 小さなお友だちを思いやることで自然と優しさが芽生えたり――。
年齢の垣根を超えた温かい関わりのなかで、一人ひとりが自分の役割を見つけ、他者を認め合う「生きる喜び」を学んでいきます。
春の温かい光、夏の泥遊び、秋の落ち葉踏み、冬の澄んだ風――。
私たちは、日本の美しい四季を五感で丸ごと楽しむ体験を大切にしています。
心地よい音に合わせて体を動かすミュージック・ケアやさくらさくらんぼのリズム、そして肌を触れ合わせるわらべ歌。
これらを日常に取り入れることで、子どもたちのしなやかな身体と豊かな感性をすくすくと育みます。
また、私たちの自慢は土づくりから丁寧に行う菜園活動です。
小さな手で種をまき、収穫した野菜を食べる喜び。
地元の新鮮な食材と、丁寧に引いた「出汁の味」を生かしたこだわりの給食は、本物の味覚と健康な身体をつくります。
日々の豊かな暮らしのなかで、子どもたちの「やってみたい!」という主体性を大切にしながら、生涯の支えとなる折れない心と体の根っこを育んでいきます。
街みんなに見守られ、世代を超えて愛されて大きくなる。
園の中だけで完結せず、地域社会という大きなコミュニティも子どもたちの温かい教室です。
年上の子が小さな子の手を優しく繋ぎ、色々なことを教え合いながら歩くお散歩。
そのルートでは、ご近所の方々から「いってらっしゃい!」と温かい声がかかります。
また、地域のお年寄りの方々との温かい交流も、当園の大切な宝物です。
「いきいきサロン」や「シニアクラブ交流」で一緒に楽しい時間を過ごしたり、時には芋掘りやサクランボ狩りに招待していただいたり。
こうした世代を超えた何気ない挨拶や触れ合いを通して、社会に温かく迎え入れられている安心感を育みます。
「街のみんなに見守られている」という確かな実感が、子どもたちの自己肯定感を高め、豊かな人間性の土台となります。
安心感の中で失敗をおそれずのびのび挑戦。小さなつまずきからも自ら学び、起き上がる「たくましい心」を育む。
当園では、子どもたちの「やってみたい!」という好奇心を一番に大切にしています。
初めてのことに挑戦するとき、うまくいかないことや、失敗してしまうことは当たり前です。
大切なのは、結果ではなく「やってみた」というプロセスそのものです。
水をこぼしてしまったとき、お友だちとうまくおもちゃを共有できなかったとき。
私たちは頭ごなしに叱るのではなく、「どうしたらよかったかな?」と子どもと一緒に考えます。
「失敗しても、先生がいつでも味方でいてくれる」という絶対的な安心感があるからこそ、子どもたちは次の一歩を自ら踏み出すことができます。
この繰り返しが、生涯にわたって折れない「たくましい心(非認知能力)」と「自己肯定感」を育みます。